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スマトラ北部の旅(medan,Toba湖、Bukit Lawang編)

スマトラ島の旅前半は、スマトラ島西部の街パダンでの結婚式や、親戚宅での異文化体験に驚きまくり!
パダンから車で27時間かけてやって来た街メダンでの旅後半戦!(あっ戦いではなかった・・・)

やはり何もしないメダンでの日々
メダンはインドネシアで第3番目の大都市(1ジャカルタ、2スラバヤ)で、バタック人が多いからか、最も
危険な街と言われているらしい。
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ここのモスクはジャワ島のに
比べると、かなり派手な感じの
ものが多い
アラジンとかが出てきそう!
バタック人が多いので、教会も
多く目にした





その大都市メダンの郊外に、トバ湖から移り住んだバタック人が集まって住んでいる集落があり、
そこにナディアの実家がある。今はお母さんと5男一家(子ども5人)が住んでいる。
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子ども5人は12歳から5歳
(自称5歳でも3歳ぐらいの発達?)
なので、タンタンやカリンコロの遊び仲間
としてはバッチリ!
遊びながらインドネシア語をどんどん
吸収していく二人。
それに引き換え、私は相変わらずの親戚集合
バタック語しゃべり大会をひたすら聞く
忍の日々・・・。


車で一晩かけて、よれよれでたどり着いた実家は停電中で真っ暗!マンディ(水浴び)も食事もできないまま
電気がつくのをひたすら待つ!やっとで電気がつくと、近所の親戚だか何だかがドヤドヤ集まって来る!
ゆっくり休ませて~!
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やっとで寝られる~
蚊がものすごく多いので
蚊帳に入って雑魚寝








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蚊帳に入って寝たのに
翌朝起きてみると
タンタンの顔がはれている!
顔半分蚊に刺されまくりで
瞼がはれて人相が違う・・・
集落の家の周りにはどこも
ゴミだらけのどぶがある!
そして、そこはボウフラだらけ!
こりゃ蚊が多いはずだ!



メダンでも相変わらず、何もしない!次々と人がやって来てバタック語で話しているだけ・・・
たまらず、子どもを引き連れて集落のお散歩へ!
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家の裏手には鉄道が走り
少し行ったところには川があり
のどかな雰囲気
この鉄橋は自由に出入りできる
子どもたちは鉄橋によじ登って
遊んでいた
もちろん踏切なんてものは
存在しない!


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せっせと線路に石を置く
末っ子のオキちゃん!
直後に電車がやって来て
石を思いっきりはじいて
走り去っていた!
ジャカルタ~プルオケルト間の
電車の窓にひびがいっぱい
入っているのは、オキ少年のような
悪ガキの仕業なのかな?


トバ湖でリゾートのはずが・・・
ナディアの両親の実家はトバ湖という東南アジア一大きな湖の中にあるサモシール島というところにある。
湖の中の島と言っても沖縄の半分ぐらいあるというのだから、湖の大きさがいかに大きいかが分かる。
そのトバ湖はバタック文化発祥の地で、舟の形をした高床式の伝統家屋に、おもしろい形をした巨大な
バタックのお墓がたくさんあり、美しい湖とその伝統文化のおもしろさで欧米人が好み、欧米からの旅行者
の多いところだ。でも、メダンからのアクセスの悪さもあって日本人は皆無!
メダンから車に揺られて5時間、やっとでトバ湖東側の船着き場に着く。そこからカーフェリーで
サモシール島へ!
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たくさんの裸の子どもたちが
フェリーからお客さんが投げる
お金を競って取っている
コインでも潜って上手に取る
それをおもしろがってか
お客さんも次々にお金を
投げ入れていた
なんだか切ない光景


フェリーで30分程度でサモシール島の東側に着く。
その島の西側に実家があるので、そこまで約1時間半のドライブ!
美しい湖をバックに、教会(ほとんどがキリスト教)、伝統家屋、おもしろいお墓の数々、そして、水牛が
のんびり草を食んでいる様子などを眺めながらのドライブは飽きることがない。
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現実離れした桃源郷のような島だ
ナディのお父さんの実家からの眺め










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教会が島のあちこちにある










  
おおもしろい形の大きなお墓 教会の形や、舟の形、魚の形いろいろあったけれど主流は伝統家屋の
舟型の家の形
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 家族みんなの分が用意されているので、
まだ入っていないところは穴が開いたまま
入る人を待っている






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これもお墓
馬好きの人のお墓かな?











このトバ湖畔で13年前に結婚式をしたのだけど、その時は、本当に何もないところだったのに、今は
リゾート化されていて、実家のそばの温泉が湧き出ているところにリゾートホテルが二つできていた!
前回は、結婚式でゆっくりできなかったので、今回はその新しいホテルに泊まって癒されようと
楽しみにしてきたのに、ここで思いがけないことが・・・!!
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ホテルに併設されている温泉

サモシール島の西側は
スマトラ島と本当に本当に小さな橋
でくっついている
その橋を渡ってすぐのエリアに
温泉地がある
トバ湖は元々火山の噴火で
できたものなので火山地帯なのだ


バタック民族では、子どもが生まれて実家に戻った時には盛大にお祝いをするものだから、今回その
お祝いをすべきだというのだ。
ということで、着いた翌日ナディは、そのお祝いの段取りやら、買い出しやらで大忙しで、私と子どもたち
(いとこ含む4人)はホテルに置き去り状態になる・・・
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どこにも行かず退屈な
一日!










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ナディは待てど暮らせど
帰ってこない!
待ちくたびれて、外へ!
子どもたちは湖で泳ぎだす!
タンタンは落ちていた廃材で
舟作りに燃える!





結局、その日は夜、親せき宅に行っただけ。
イベントの日は朝から、お墓参りだの、イベントの準備だのをする。
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イベント当日
大きなお鍋でお祝い用の
豚肉料理を作っている
ブタは前日ナディが仕入れに行って
朝どなたかが締めてくれたばかりの
新鮮な豚肉!





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お祝いイベントスタート
メインはできたての豚肉料理
この料理を食べた後は
バタックの伝統的な織物ウロスに
お米・・・これって!
そうパダンのエンドレスの結婚式と同じ!
次から次にやって来る人たちに
ウロスをかけられ、
お米を頭に振りかけられる!トホホ・・・


このウロスというのが、バタック人にとっては財産のように貴重なものらしく、たくさん持っているといいらしい
のだけど、全く価値のわからない私には「こんなにたくさんどうやって持って帰るのよ~」と迷惑な気も・・・
そして、このウロスをもらった後は、驚くことに来てくれた皆さんにお金を配ったのだ!
結婚式でも、新郎新婦の家族がお客さんにお金を配っていた。お金といっても数百円程度だけど、何百人
もの人にだからすごい金額になる。
今回の私たちのお祝いは、規模は小さくても百人はいたんじゃないかな?
その方々みんなにナディはお金(封筒に入っているのをちらっと見た限りでは500円!)を配っている!
配るというか、お礼の握手をするときに手にお金を握らせるのだ。
会ったこともないし名前も知らない実家の近所に住む人とかにも!
お祝い用の食事代、お酒代とか全てもちろん祝ってもらう私たち側負担!
お祝いの料理を食べて、ウロスを渡してから、お金をもらった方々はにこにこ顔で帰って行く。
ウロスの価値が分からない私には、その現金の方が貴重なんだけど~と奪い返したいのをじっとこらえる!
なんだか、祝ってもらっているというより、祝ってもらわされているという感じがして仕方がないんだけど、
まあ子どもたちの成長を大勢の方に祝っていただけたということで、予定外の出費だったけれど良しとしよう!
民族の伝統なのだから、大切にしなきゃいけないことだし理解しよう!・・・が、お祝いイベントの翌朝に
メダンに帰るって!?そりゃあ納得できませんな~!!
この美しいトバ湖に来てからしたことと言えば、親戚宅訪問、お墓参り、そしてホテルでの待ちぼうけに、
この大出費イベント!で、明日帰るって?
ここで、ドッカーン大爆発!ナディとのバトルの末に1泊延泊を勝ち取る!


最後の1泊は、ホテルを変えて、湖畔の向こう側にあるもう一つのホテルに泊ることにした。
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もう一つのホテルまでは
タンタンが自分の作った舟で行きたい
というので、カリンコロと私も湖を
泳いでついて行く!
かなりの距離を3人で移動!
カリンコロ浮輪ありとは言え頑張った!
タンタン船も沈まずにゴール!
達成感!気持ちよかった~



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やっとで観光に行ける
日本人の旅はやっぱり
こうして観光地をまわって
お土産屋さんに寄ってって
しないと旅気分を満喫
できないんだな~
これは昔のバタックの王様のお墓




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伝統家屋とシ・ガレガレという操り人形
人形の後ろにある棒を押したりすると
手足も動くし、目が飛び出たり
舌が出たりする
子どもたちが喜んで遊びまくる





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いとこのお姉ちゃんたちと
お揃いの「I Love Toba」
の洋服を買ってもらい
上機嫌のカリンコロ!
やっぱり旅の思い出は
「I love Tシャツ」でしょう!?





最後にトバ湖の観光地をまわり、名産のマンゴをたらふく食べ満足して、帰路につく。
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フェリーの中にある
トバ湖にゴミを捨ててはいけませんの
サイン
さすがにこの美しい湖にゴミを捨てる
人はいなかったけど、湖に捨てられないので
フェリーの中はゴミだらけ!
フェリー内で売っているカップラーメンの
容器がいたるところに捨ててあっった



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トバ湖、サモシール島
さようなら~!
すっごくおもしろいところ
なので日本の方もぜひ!
この地にバタック人の親戚が
大勢いなければ
楽しめると思いますよ~!




ブギッ・ラワンで息を切らしてオランウータンと対面!
トバ湖から戻った翌日、メダンの北にある世界自然遺産の国立公園横のオランウータンに会える村
ブギッ・ラワンへ向かった。途中メダンの繁華街で渋滞にはまったり、めったに食べられないマックに
寄ったり、トバ湖で予算を使い果たしたので銀行を探したりしたので6時間もかかってしまった。

2時半にロッジに着くと、ちょうどオランウータンのフィーディングが3時からだから今すぐ案内すると
言われ、荷物を置いてすぐにトレッキングスタート!
そのトレッキングコースがすごかった!
野生のオランウータンに1日に2回フィーディングをしていて、その場所まではほんの20分程度の
簡単なトレッキングで行けるという出発前の話だった。
ところが、急ぎ足でスタートして、最初にビビったのが隙間だらけのつり橋!
かなり長くて高い位置にあるつり橋で、下はラフティングポイントになっているような激流!なのに、その橋の
板が隙間だらけで、下が丸見え!足がすくんでへっぴり腰でモタモタ進んでいると「急げ!下を見るな!」と
急かすガイドさん。で、でも~板が割れていて穴があいているところがたくさんあるので下を見ないと、
足が穴にはまりそうで・・・怖いけど下を見ずには歩けず・・・こんなに怖いつり橋は生まれて初めて!
手は冷汗びっしょり、足はすくむし、座り込んでしまいたい、ホントに泣き出しそうな怖さだけど、急がないと
オランウータンに会えない!と必死で橋を渡りきる!
橋を渡って、洒落たコテージなどのある道を川沿いに進むと、今度は渡し船が待っていた。
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この渡し船もすごい
川の両側にひもを張り
そのひもを船頭さんが引っ張って
急流を渡るという人力船!







この舟を降りたところからが山道!何度も言いますが、簡単なトレッキングコースって話しだったので
サンダル姿で気軽に来たのに、かなりの急な山道。しかも、ぬかるんでいて滑る!
ほんの20分程度の山道ぐらいなら、いくら急でも、休み休み行けばなんてことはなかったのかもしれない
けど、とにかくガイドさんが急いでくれてノンストップ!
日ごろ運動なんて通勤で自転車に乗るぐらいしかしていないのに、いきなり急な山道20分休みなし
猛スピード登り運動は応えた!
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インドネシアに来て初めて出会った
「急ぐインドネシア人!」
時間がない!と急かしまくり
ものすごいスピードで歩くガイドさん
出発前に「小さい子でも大丈夫?」と聞いたら
もちろん!と答えていたのに、信じられない山道!
すると、その山道を
カリンコロを肩車して登ってくれた
ものすごい体力とバランス感覚
自分が肩車するから大丈夫ってこと
だったのね・・・


ガイドさんのお陰で、オランウータンのフィーディングポイントに着くと、まだオランウータンがいた!
ところが、感激してる余裕もないくらい、完全に息が切れちゃってゼーゼー!こんなに汗をかいて、顔が
紅潮するほど運動したのって高校の部活以来かもってくらいの運動量。
メタボのナディは目の前のオランウータンにも放心状態って感じの疲労ぶりだった。
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運よくオランウータンがたくさん!
まずは若いのが一匹
(疲れ果ててほとんど見てないけど)
次にこの親子
この親子はすごく近くまで来て
私たちの上の木を上手に渡って
森の中に帰って行った
最後は50歳ぐらいの大きなオス!
ゴリラかと思うような立派な姿
だった!

一匹も見られない日もあるということなのに、4匹も!しかも、親子や大きなオスなど違うタイプの
オランウータンが見られてラッキー!苦労してきた甲斐があった!
連れて来たいとこたちは森にいる猿を見て「オランウータンの赤ちゃんがいっぱいいる!」と言っていけど・・・。
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戻りは、このタイヤチューブに乗って
びちょ濡れになって川を下って戻る
まずタイヤにナディが乗り、その上に私、
その上にカリンコロ、一番上にタンタン
が乗って川を下って来た
タイヤの穴からナディのお尻が出ているので
「石!」と船頭さんが叫ぶと
自分でお尻を上に持ち上げないと
お尻が石にぶつかるという
超エキサイティングな乗り物!



ロッジに泊っているのは私たち以外は全て欧米人
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欧米人だけだと
ホテルにはゴミが全くない!
久しぶりに見る美しい光景








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かわいい蚊帳付のお部屋
シャワーは出が悪いし、水しか出ない
でも、中庭もあってきれいだし
外には羊や鶏がのどかに
過ごしているのが見えるし
ゆったりと何泊もしたくなるような
ロッジだった




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翌日は川遊び
かなり流れが激しくて
おもしろかったけど、
何度も流されそうで怖い目にも!






ブギッ・ラワンの美しい自然の中で癒されてメダンに戻る。

懐かしの我が家へ
メダンで1泊してから、ジャカルタに飛びジャカルタで1泊し、早朝7時発の電車でプルオケルトに戻って
来た!今回は、本当にプルオケルトが恋しかった!
お~愛しの我が家よ~という気分!エアコンがある部屋で、イスに座ってご飯を食べ、お湯のシャワーを
浴びて、フカフカのベッドで寝るってなんて幸せなことなの~♪と自分の恵まれた環境に感謝できる気持ち
になれた。
今まで何人かの人に、今住んでいる住宅地では本当のインドネシアは見られないというようなことを
言われたことがあったけれど、その意味がよくわかる旅だった。

旅行中ずっと気をもんでいたのは、大学のカリキュラムのこと。
翌日、大学に行くと誰も来ていない・・・学科長からは「お手伝いさんが病気だから今日は行きません」と
携帯にメールが届く・・・後から来た先生に見せてもらった新カリキュラム決定版は・・・信じられないことに
ほとんど元のカリキュラムに戻っていた・・・。まさに振り出しに戻る!
試練の旅を終えても、試練は待っていた・・・。
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by kacchan719 | 2012-07-15 04:44 | 旅行