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RiaRiaインドネシア!

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日本語弁論大会に出場!

またまたスマランへ
2週連続、車で6時間かかる中部ジャワの州都スマランへ!
スマランの大学で、日本語弁論大会中部ジャワ地方予選が行われたのだ。
原稿審査で選ばれた20人が地方大会に出場し、そこで優勝した人は、来月ジャカルタで行われる
全国大会に出場し、そこでの優勝者は日本に旅行に行けるという学生にとってはとても魅力的な大会なのだ。
私の大学は、まだ学科ができて1年目で1年生しかいないのだけど、4人原稿を出したところ1人だけ出場
できることになって大盛り上がり!バスをかりて、学科みんなで応援に行こう!などと盛り上がって
いたものの、結局、予算の関係や手続き遅れもろもろで、なんと!我が家の車庫に眠る車で行くことに!
運転手さん(先生のお友達)代とガソリン代だけ出してもらって、タティ先生という先生と学生とでスマラン
まで行くことになった。
ナディは、週末から免許取得作戦&お母さんをスマトラ島に送り届け役で1週間留守!
ということで、子供たちも一緒にスマランへ!

前日の3時からテクニカルミーティングが行われるというので、それに合わせて朝7時に我が家に集合
して出発することに!
とにかく時間にルーズなインドネシア人のことだから、7時といっても遅れるだろうと思っていたら、
6時半頃から次々とやって来た!出かける30分前というのは、普通、準備で一番忙しい時間!
なのに、朝食も食べずにやって来たと言われちゃ、自分たちだけ食べるわけにもいかず、朝からみんなの分
のコーヒーを入れ、朝食の準備まで!!
しかも、見送りに学科長が家族連れで来たりして、家の中はてんやわんや!
しかも、しかも!差し入れを持って来るという別の先生が、遅刻で結局8時近くになって出発!
まったく・・・何のために6時半から家に集まったのさ!
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お見送りの方々
インドネシアでは、仕事場と家族とが
近い感じ
私も、日本語の全ての先生のご家族全員に
会ったことがある!
この日も、ご主人も一緒にお見送り!

いってきま~す!


朝早くから出て、スマランまでのガタガタ道のドライブ!ジャカルタ育ちの出場者ディンダさんは
田舎道で車酔い・・・薬を買ったり、休んだりしながらスマランに2時ごろ到着!
大学は山の上にあって遠いので、そのまま行くのかと思いきや、「どうせ時間通りには始まらないから
先にチェックインしてから行きましょう!」ってことになり街中でホテルを探しまわり、やっと見つけたホテルの
駐車場に入れようとしていたら、なんと!車をゴツン!思いっきりへこむ!私の気分もズンとへこむ・・・!
まったく、この車ついてないな~
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へこんだ車と運転手さん!
ホテルのボーイさんが本業で
アルバイトとして運転手を引き受けて
くれた彼に、修理代を請求するわけにも
いかず・・・
顔をひきつらせながら
「tidak apa apa!」(気にしないで)
と言うしかない私・・・



ホテルでは、タティ先生はシャワーを浴びたりして、ミーティング開始3時過ぎても出かけない!
本当に、何のために7時集合したのよ!?
結局、大学に着いたのは4時過ぎで、ミーティングは終了していた・・・!
本当に、本当に何のために早く集まったのよ~~~!!!

夕方から、前回もお世話になったバパッ本さんと合流して、すっごくおしゃれなイタリアンに
連れて行ってもらう!
プルオケルトにはない洒落た雰囲気にすっかり舞い上がる田舎者の私たち。
子供たちは、サービスのパンのおいしさに、「おかわり!おかわり!」とうるさく、バパッ本さんの分まで
食べてしまう。そして、ピザのおいしかったこと!!「もう1枚食べていい?」「もう1枚いい?」とまるで、
ピザを食べたことがない子のような食いつきっぷり!あまりの食べっぷりに、見かねたバパッ本さんが
これまた、自分の分を食べさせてくれていた!
プルオケルト唯一で町一番のピザ屋さんとは比べ物にならない味!しあわせ~な夕食だった♪

弁論大会
朝8時開始の弁論大会。出場者は7時ごろには来てください!と言われていたにもかかわらず、ホテルを
出たのは7時過ぎ!そして、開始10分前に到着!でも、開始が15分遅れる!
結局、何とかなるんだから、もうヤキモキするのはやめようとは思うものの、どうしてもハラハラしちゃって
またやられた・・・という繰り返し。こちらのペースに翻弄されっぱなし!
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出場者のディンダさん
スピーチのタイトルは
「インドネシアの文化はどこ?」

完全に覚えていたのだけど、
本番では、何度も原稿を見ちゃった
のが残念!
でも、堂々と頑張っていた!



スピーチは、みんなしっかりとした内容で、パフォーマンスも素晴らしかった!
時間は、5分から7分と決まっていて、正面に座る3人の審査員席に3色のランプがあり、時間を知らせる
仕組みになっている。5分以下、7分以上は減点になるのだ。
そして、スピーチ後に審査員から、日本語で質問をされる。その受け答えも審査対象になるのだ。
これが、なかなか難しい!みんな、スピーチを終えホッとする間もなく、質問タイム!
せっかくうまくスピーチできたのに、質問に答えられない子もいたりして、見ている側もハラハラ!
上手にかわす子や、何度も「もう一度お願いします」と聞き返す子や、答えられずに「わかりません」と
諦めちゃう子など、いろいろ。
ディンダさんは1年生で、日本語力はまだまだ初級ながら、頑張ってなんとか答えていた。
結局6位までの入賞は逃したけど、参加証明をもらって嬉しそう!
大学としても、今回参加したことは、来年以降へのいい経験になったと思う!
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もう1人の先生も旅行がてら
ご家族でスマランに応援に!

ディンダさんお疲れさま~!
1年生でよく頑張ったね!
来年は上位が狙えるよ!




弁論大会の後は、ディンダさんと子供たちのリクエストで、プルオケルトにはないマクドナルドで
ハンバーガーを買って帰路に着く。途中の山道が濃霧で、先が全く見えなくなり危ないので、休憩。
外に出ると、久しぶりに味わう冷気!子供たちが「息が白い!」と喜んで「ハーハー」と息をはいて
はしゃいでいた!
帰りついたのは、10時過ぎ。車はそのまま修理場へ!

ナディの誕生日
スマランへ行く前日の5月3日憲法記念日はナディの誕生日!
ホテルで夕食(後で知ったんだけど、このときにサーブしてくれたのが今回の運転手さん!)後に、
家でお祝い!
今回のケーキも味は・・・でも、翌朝、早朝からやって来た先生方に出すと、おいしそうに食べていたから
インドネシア人の口には合うんだろうな~(日本暮らしの長いナディには合わないみたいだけど)
あ~おいし~いケーキが食べたいな~!
ナディへのプレゼントは、私から短パン(XLを買ったのに、ウエストはかなりきつそう!)、そして
子供たちからはビールとおつまみ!こうして、ビールばっかり飲んでるから、太るんだよね!
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HappyBirthday♪
かなり、メタボなお腹に、
白髪も増えて年をとったな~と感じる
45歳!
四捨五入すれば50歳!だもんな~
40代後半!働き盛り!
しっかり働いてね~!




中間試験で浮かれる職場

この2週間は中間試験だった。
中間試験中は、いろいろな特典がついてくる。
なぜか公務員は2週間昼食代が無料!大学の食堂(と言っても屋台のようなの)から、毎日出前が届く。
試験官になる公務員スタッフは、1クラスに付かなりいい特別手当がもらえる。2週間毎日なので、
かなりの収入だ。でも、それも業務の一環だと思うんだけどな~
そして、テストの採点は1枚につきいくらかもらえる。なので、公務員も非常勤講師も全員何かしらの
臨時収入がある上に、授業はしなくていいのだから、みんな浮かれた感じ!
それで、今週は大学にフェイシャルの出張エステシャンが来ていた!タティ先生もするというので
隣の中国語学科の講師室に行くと、ソファに二人の先生が横になって、パックをしてもらっていた!
職場で!パック!信じられない光景だった!
ここは、地元では有名な国立大学なんだけど・・・。
国立大なので、働いている人の大半が公務員。公務員と言うのは、インドネシアではあこがれの職業なのだ。
なぜなら一度、公務員になると、首にはならないし、一生お給料がもらえる。そして、医療費は無料。家族も
子供2人まで無料(2人までってところが、人口増で悩むインドネシアと、少子化が問題の日本との違い!)
他にも、いろいろな手当てがつくし、一度公務員になれば働かなくてもお給料がもらえる。
日本語学科の公務員は4人。そのうち2人は大学院で博士課程の途中だけど、毎月お給料はもらっている。
1人はジャカルタで勉強中で、この3年間全く大学には来ていないし、あと2年延長したらしい。
去年は奨学金で何カ月かアメリカにも留学したらしい。
5年間全く働かなくても、かなりいいお給料がもらえるなんて!そのお給料は、国民からの税金のはず
なんだけど・・・みんなこれでも怒らないのかな?
街中にはその日暮らしの生活をしている人がいっぱいいるのに・・・
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街角でよく見かける
クエ(伝統的なお菓子)売り
朝からお菓子を作って
重いのを運んで来て、
1つ5円程度で売っている。
1日働いていくら稼げるのかな?




公務員はいろんな面で優遇もされているので、かなり生活が恵まれているし、特権を得て威張ることも
できる。なので、みんな公務員になりたくて仕方がない。なかなかなれない人は、上司にお金を貢いででも
公務員にしてもらおうとするらしい。
日本語学科の非常勤講師2人は、想像をはるかに超える薄給!本当にびっくりするような金額!
授業分しかお給料も出ない、それなのにいろんな雑用はすべて非常勤の2人に任せられている感じ。
前回の「日本の日」の段取りはすべて非常勤任せ、今回の弁論大会の引率も非常勤のタティ先生!
日本でなら、常勤が忙しく働いて、コマ分しかお給料のない非常勤には遠慮しながら仕事を依頼するって
いう感じなのだけど、こちらでは全くの逆!
そんなに薄給で、なんでそこまでするのかというと「公務員になるため」なのだそう。いつなれるか
わからない公務員になるために、じっと何年も耐えながら働いているのだ。気が長いというか、なんというか、
そこまでしてもなりたいほど公務員には魅力があるということなんだろうな。
こちらは、権力のある人は傍若無人と言うか、とことん特権を好き勝手に使っている。
公務員の日本語教師は、非常勤になんでも押しつける。信じられないことに中間試験の問題作成も頼んで
いた!
そんな権力を持った教師も、学部長や、学長などの前ではいいなりになる。学長と副学長(4人いる)の
部屋が並ぶ本部には大きな待合室があり、毎日大勢の人が謁見するために待っている。
アポイントがあっても、2、3時間待たされることはざらだ。私も、赴任の挨拶に行ったときに、アポイントの
時間になっても出勤しておらず、ものすごく待たされたことがある。
今回、弁論大会の出張旅費をもらうために、学科長が副学部長のところへ行くと、今日は休むから
サインをもらいたければ自宅まで来てくれと言う。すると、学科長は、非常勤に頼んで、家までサインを
もらいに行かせる。そして、非常勤の先生はサインをもらった書類を持って、今度は副学長秘書にお金を
もらいに行って、2時間待たされるといった具合・・・。全てが、こんな調子なので、何もかもがスロー!
でも、だれも文句なんか言わない。すべての許可やお金は、そこから出るので、おとなしく従うのだ。
権力があれば、何をしてもいいってことはないと思うんだけど・・・教師も、学生に対してやりたい放題だ。
授業に1時間の遅刻は日常茶飯事!朝だけじゃなく、午後も、ゆっくりご飯を食べて化粧直しもして、
1時間遅れて教室へ!遅れて始めておいて、夕方延長して授業したって、みんな黙って授業を受けている。
教師が難しい宿題を出しておいて、回収もチェックもしてくれなくても、文句も言わないし、次の宿題も
ちゃんと出してくる。権力に従順と言うか・・・世の中全てこれでいいのかな?
いくら、怒らないインドネシア人でも、何か言わなきゃいけないことは、ちゃんと言わないと改善はしない
気がするんだけどな・・・


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明日からはカリンコロを自転車で
幼稚園に送ってから大学へ
行かなきゃ!
車は我が家の飾り物!
車はあっても、元気に自転車通勤!
「ちょうどいいやん!
ダイエットになって!」
と言うタンタン少年!くそう!



ナディのいない日は夕飯が困る・・・そろそろ夕飯の準備しなきゃ!と思って
「今晩何食べたい?」と聞くと「おいしいピザ!」「ムリだよね~」と自分で言っているタンタン!
そして、「なんか、外の台所じゃ作る気しないんだよね~」と言う私に
「日本にいた時だって作る気なかったじゃん!」と鋭い突っ込みを入れる!
10歳の少年!成長したな~!(くやしい・・・)
by kacchan719 | 2012-05-06 22:46 | 日々のこと